Web拍手お返事:ジャンプ感想への反応

先週にも増して沢山のご意見、ありがとうございます! 単行本と照らし合わせてさんざん考証したつもりだったネウロ感想にもけっこう見落としがあり、皆様の意見に目から鱗です。全てにしっかりお返事するとなると「拍手メッセージのほぼ全文引用」と「完全ネタバレ」は必須になってしまうと考え、ジャンプ感想以外に頂いた拍手メッセージと項目を分けることにしました。ジャンプ2号のネタバレを大量に含む内容になっておりますのでご注意ください。

12日9時「サイ=刹那さんは、思ってもいなかったのでビックリしました。」

自分の感想を書いた後、他所の感想サイトを片っ端から読みまくってみたのですが、刹那さんの正体が既出キャラの誰かではないか…という予想をしていらっしゃる方は結構多いようです。今まで「まさか何気ないあの場面がこんな所に繋がってくる伏線だったなんて!」というサプライズを沢山盛り込んだ作風だったため、きっと今回も…という期待も大きいんでしょうね。私の予想も理詰めというよりは「刹那がサイ編に関わってくるキャラなら面白いのに!」という希望がまずありき、な部分もあると思います。

12日13時「ネウロの謎、妹の生死とアイの正体と裏の人脈がまだですよー(これもサイに含まれてます?)」

そういえばこの2点は抜かしていましたね。「サイ編」の伏線が完全解決すれば自然と語られる部分だと思うので、まあ「サイに含まれる」と言っていいんじゃないかと思います。
笹塚妹については、普通にあの事件で家族と一緒に殺害されたのではないかな〜と実は思っています。単行本を何度も読み返したのですが、「笹塚妹の遺体は発見されず今も行方不明」といった意味深な描写は特にありませんでしたし。でも「実は生きていた」展開でも燃えるのでそれはそれでウエルカムですが。(サイの正体が…っていう線は薄いかと思います。最後の自分像編で顔を会わせた時にそれっぽい描写は皆無でしたし)
裏の人脈については期待しています〜。笹塚はまだ吾代や早坂とであった描写がないのは、今後笹塚の過去が語られる時に「実は裏社会で早乙女社長と出会ってて…早坂ブラザーズと戦ってて…」みたいな話がでるんじゃないですかね!? ね!

12日18時「ワンピ、ロビンが握ってたのはおそらく棒じゃなくて玉だと思うんですけど(ぶどうとかみかんとか言ってたので)、玉を握られるとそれこそ女には想像できないくらい痛いらしいですよ。まあ動きを止めるくらいなら、訳ないでしょうね…。」

棒か玉かについては感想サイト内でも意見が分かれているようですが、ぶどう・みかんという例えからも、ロビンの手が2本あるところからも、やっぱ玉ではないかと私も思います。女には想像できない痛さなのか…痴漢撃退法も「股間を蹴り上げろ」っていうのがありますもんね。そんなに致命的弱点なら股間もサイボーグ化しておけば良かったのに。ああそうか、機械では味わえな(以下アダルト描写につき省略)

12日18時「木島は弥勒パロだと思います。手のひらの黒子は「風穴」寝たでしょうから。ジャンプ以外でもパロやるんですね〜」

おお、やはり弥勒で正解でしたか。上のコマの木嶋ゾーンの風穴を見落としてました。もて王は今までにもジャンプ以外のパロを結構やってましたが、ライバル誌サンデー、しかも現在連載中の作品パロはちょっと珍しいかも。そういえば大先生、パロを描くときは必ず事前に元ネタ作者の了承を得てるんですよね(先日のパプワネタの時にメールが来たと柴田先生がご本人のサイトに書いてました)。高橋留美子先生に連絡が行ってるんだーと思うと…なんだかドキドキです。

12日18時「WJ2号ネウロ>>刹那=サイ説に物凄くドキドキしました。便乗して考えたのですが、サイが刹那に化けて治療を受けていた、というのはどうでしょう?サイ性格悪くなっちゃいますが、いずれにせよHALには探偵事務所の手伝いをしてもらいたいなと思います」

その発想はなかったな! 既に春川と出会った時点で本物の刹那は居なかったと…。それはそれで凄い展開だと思います。でもそれなら、回想の中で春川が好意を寄せているのは元々サイだったということになるので、悲劇性が薄らいでしまうような気がしますね。正体が何にしろ刹那とサイ編はきっと何らかの形で絡んでくると思うので、今後の展開を楽しみにしています。

12日22時「全頁感想毎週楽しみにしてます。後2話(?)分頑張ってください!」

ありがとうございます、頑張ります! 多分あと2話だと思ってます。せつな→0という流れも自然だし、合併号の手前でクライマックスのいいところで2週間待たせるような無粋は、松井先生が好まないんじゃないかなと思うのです。全頁感想はデスノ連載時にもやってましたが、本編がすごく面白ければ(時間はかかるけど)何の苦にもならないんですよ。むしろ楽しくて仕方ないです。

12日23時「地球破壊論ですが、今までHALが行なった行動全てを指すのではないかと。あと、「今」と「昔」のサイは違うという意見に賛成です。これで筑紫さんの言葉の違和感が解決しました」

地球破壊論は、今後の展開に深く関わってくることはないとは思いますが、やっぱり気になりますよねー。私はこの理論、世界のネットワークを乗っ取って戦争や犯罪を巻き起こす…とかではないかと思っていたので、このときの理論を元にオズワルド占拠や人類脅迫したというのはありそうですね。
サイが別人になっているというのは、刹那=サイであるかどうかには関わらず、あり得る展開だと思っています。ただ、サイは過去の記憶をどんどん失って変化していく設定ですからね…。あとは笹塚の事件をきっかけにサイの内面が変化した、という解釈も可能だったりするかも。

13日0時「最後の自分像編でXが言っていた、「俺の中身の大半は憎しみで占められている」という言葉が少し引っかかるんですよね。記憶を失ってなお失いたくないと願うほど強い憎しみは、少なくともHALの回想の刹那からは感じられなくて」

13日1時「少し私も刹那について意見があります。私は刹那≠サイと思うのです。最後の自分像編で、サイは自分の中に憎悪があると言っていました。でも、今回の回想シーンを見る限り、刹那には憎悪の感情は一切見られません。松井先生のミスリードなのではと思うのです。」

このふたつのコメント、ほぼ同じ内容だと思いましたのでまとめての返信で失礼します。第57話(7巻)に出てくるサイの台詞ですね。ここの部分、思いっきりスルーしてしまっておりました…。言われて見れば確かに、回想の中に出てくる刹那と食い違いますね。ご指摘ありがとうございます!
私の「刹那=サイ」説は、厳密に言えば「予想」というより「希望」に近い部分があるんじゃないかなーと思いました。刹那とサイが関係あるのではと思わせる描写が沢山あるからには、その「読者の期待」を満足させて欲しい。盛り上げるだけ盛り上げ、読者の好奇心を掻き立てておいて「全部偶然の一致で無関係でした」ではガックリですし、伏線を見事に回収していく松井先生の作風からもかけ離れている。だから「刹那=サイ」だと思いたくて、そう思うに都合のいい作中描写を探し、都合の悪い部分から目を逸らしていたっていうのはあるかと思います。
ですから、言ってしまえば「刹那=サイ」じゃなくても構わないんですよね。最終的に今までの伏線がすべて繋がり「なるほどそうだったのかー!」と思える謎解きさえあれば。むしろ私の予想など大ハズレの方が読んでいて盛り上がれるんじゃないかしら。でも、刹那とサイ編が何かしら関わってくるのは間違いないと思ってます。例えば刹那の症例をプロトタイプにして人工的に生み出されたのがサイだったとかさ(あ、これじゃ年代が合わないか…)。
とか言いつつ来週号を読んだら、もしかして刹那が憎悪に支配されてしまうような衝撃エピソードが語られるのかもしれないし、今のところはまだ何も断言できない状態です。先が読めなくてあれこれ予測したり考察したりするのが楽しくて仕方ないって感じです。

返信不要でしたが、本城博士とサイが関係あるのでは? という意見について

そうなんですよね! 「あの本城博士」「論文は拝見している」などと気になる表現は出てくるのに本人が登場しない刹那の父親、やっぱり気になります。まだ手掛かりが少なすぎてどうしようもない状態ですが、次週以降にも何度か名前が出てくるようであれば考察の視野に入れようかと思っています。ネウロは思わぬ一言が重要な伏線だったりしますから、読んでいて気が抜けません。

12日ダイアリーコメントのエッジさんへ

はてなダイアリーコメントは公開設定にしているため、どうしてもネタバレを避けて語るのが難しかったのでこちらで失礼します。
嬉しい言葉をありがとうございました。ただ、やはり私の文章は「刹那とサイが関係あると嬉しい」という気持ちから書いているものなので、どうしても都合のいい所を抜粋し都合の悪い部分を無視した内容になってしまっているかと。「憎悪」に関する部分なんかまさにそれでした。もっと客観的な視点が持てればなあ…と思います。ただ、何度も書きましたがここまで刹那とサイを関連付ける描写を繰り返したからには、きっと最終的に刹那とHALはサイ編に関わってくるものと思います。エッジさんのブログで書かれているとおり、サイ編はHAL編を「内包」することにより、確実にスケールアップしたエピソードとなるのではないでしょうか。
刹那が死亡しているかどうかについては来週号を待つしかないですね。来週、お葬式や埋葬の場面が描かれていたら私の予想が全部パーになっちゃいますし、逆に死をぼかしているような描き方なら俄然、生存の可能性が高まってきます。
来週号を読むのが楽しみです。予想が当たっていても嬉しいですが、それ以上の展開を目の当たりにして「そうくるか!」と衝撃を受けるのも大好き!