ネウロの話追記

ちょこちょこ追記する日記で、アンテナチェックで来てる方には迷惑なんかなーとか想いつつも…。
ネウロでね、他所様の感想をいろいろ見てて「ネウロが弥子にひど過ぎだ」っていうのがありまして、確かにそうだなあと再読して思いました。親を亡くして悲嘆にくれている少女にこの仕打ち、ともすれば読者ドン引きだよ…。
最初に読んだときにそういう風にあまり思わなかったのは何でかなあと考えたんですけど、これって多分読みきり版の印象に引っ張られていたんだろうなあと思ったのです。読みきり版だと、ネウロひどいけど弥子もそんなに負けてなくて「んもう、この痴話喧嘩カップルさん!」って感じで微笑ましかったんですよね。その続きのような気持ちで読んでいたから、連載版であんなでも痴話喧嘩の続きみたいな感覚があったようです。
でも、殆どの読者は読みきり版のことはすでに忘れてるか未読で、連載版ではじめてネウロに出会って評価するんですよね。それを考えると、このネウロのヒドさというのはマイナス要素になりはしないかと、改めて気になってきました。
いくら人間離れしたヒーローだとしても、どこかで読者(ここでは、ジャンプ読者層である少年たち)に共感してもらえる部分がないと「人気」に直結しません。ちょこっと見せる弱み、優しさ、人間味、可愛さ…そういったものが、読みきり版に比べて連載版には今のところ欠けていると思います。今後、徐々にそういった描写を織り込んで、意外性とともに親近感を持たせようという計画なのかもしれませんが、読者は飽きるのも早いです。できることなら、次回からの弥子がらみのエピソード内で、そういったところを見せてくれると安心できるんだけどなあ。