心とロボット

どうでもいい話。
自分、こないだの日記にも書きましたようにロボ萌え属性を所持しております。機械が人間を好きになるような話は大好物です。
しかし、いやだからこそ「ロボットに奇跡が起きて『人間の心』を手に入れた!」的なオチはあまり歓迎できないのです。機械は機械の範疇で、回路が計算できる範囲で、機械としての「感情(によく似た何か)」を手に入れて欲しいのです。
この「機械としての」って部分が人間には表現が難しいから、わかりやすい物語として「人間の心を…」みたいな話に引っ張っちゃうんだろうけど。そして自分もまあ、そういう奇跡系ストーリーにも何だかんだと言って感動してしまうんだけどね。…プログラムされたとおりに動作していただけなのに、それがまるで恋の表現みたいな行動パターンになっていた(しかもちゃんとその行動メカニズムが最後に論理的に説明可能)…みたいな「恋する機械」の物語だともう最萌えなんすよ。「その台詞は、極限状態の人間に精神的安定を与えるためにあらかじめプログラミングされていたものだろう。だが…そのとき私は、まるで本当に『彼女』から話しかけられたような気持ちになったのだ」みたいなの最高。たまらん。「プログラム通りだったのでした」ってやられると興ざめって思う向きも多そうですが。というかむしろそういう人の方が多いか。
先にも書いたように表現が難しいし、ぶっちゃけ「売れる」展開としてはやっぱり奇跡系なのでしょうから、なかなか自分の求める萌えロボには出会うことができません。自分にも描けません…。以前読んだアシモフのロボットものの短編が「まさにそれ!」って感じだったんだけどタイトル忘れた。結局大御所か。