赤マルジャンプ読みました

短文ですがちょこっとだけ感想。新人さんの読みきり感想はサラッと流しては書きにくいので、付録とか連載作品の番外編中心です。
以下ネタバレ。

新人読みきり寸感

「57th」読んでて泣いてしまった。何て素敵な青春なんだ! キャラクターやエピソードの過不足の無さなどにセンスを感じます。絵の荒さが多少目に付くけど今後いくらでも上達するだろうし、期待して次回作待ってます!
「100ドルは安すぎる」期待通りめっちゃ好みだこの作品! ジャンプっぽくないというのは既にあちこちで言われてるとは思うけど、むしろこういう「アフタヌーンとかだと埋もれそう」な個性はいっそジャンプみたいな所に突撃した方が化けるかもって思うのです(当たって砕ける可能性も高いけど…)。キャラよりも世界観や雰囲気やロジックで楽しませようとする作りは少年漫画的には確かに不利かも。でも個人的にはぜひともジャンプで頑張ってみて欲しい。

ポスターとか

屍鬼」ポスターはやっぱり夏野だったか。原作と違って夏野が最後まで主人公扱いなのかも知れないなあ。
ジャガーさんポスターは本誌連動か! テレビで予告編見たけど映画版面白そうなんだよな。

「ジャメヴ」

SF地球侵略ネタとは自分の好みなので期待しながら読んだのですが、どうも微妙にスカっとしない読後感…。何なんだろう、この「もうちょっと何か足らない」感じは。友人や親族を模した敵を倒さなきゃならないという設定なのに、それについての葛藤の描写や「不完全だからこそ美しい」地球人にほれ込むハインの描写など、見どころになりそうなポイントがいちいち薄い気がする。非常にもったいない。

勇者学

「本誌で公表連載中の作品の番外編!」は袋とじで特別扱いなのに、勇者だけ入れてもらえてない…。

番外編

・「とらぶる」は個人的にはザスティン様の私生活で行って欲しかったが…(読者層的に無理すぎる)。
・浪漫ちゃんの読みきりはありがちネタ過ぎるんじゃないのかと思ったものの、読者へのメッセージスペースや「これホントに入賞しちゃうんじゃ」って思ってしまうマンガ家志望者のイタいリアリティ・そして異様に上手い背景を描いていた器用な王子様などの細かい作り込みが面白かったです。
リボーンの番外編っていつもほのぼのしてて全員可愛いキャラになってて…こういう表現は異論あるかもしれないけど、ファンの子の二次創作みたいなノリを感じます。
うさぎ学園可愛い! 8年後にシノと結婚とか…この一筋さ、素晴らしい設定だと思います。セッツ(成人)に笑った。先生にはしてもらえないんだな…キャラ的に…。
エムゼロ、胡玖葉ちゃん132cmなんですね! ちょっと低く設定しすぎじゃないか…? せいぜい142くらいかと思って読んでたよ。

唐草模様

すぎたん先生絵が上手くなってる!
でも、かつての良くも悪くも(良:悪=1:9くらい)強烈だった「斬」の時のようなインパクトはだいぶ薄れて普通に近づいちゃったような気がしてそれはそれで残念。
そういえばこの作品、一読して「1ページあたりのコマ数が多いなあ」と思ったんだけど、実際数えてみたら7コマ前後…それほどでもないか?

P2!完結編

言いたいことは色々あるし、やはりこれだけじゃまだページ数足りないよーって気持ちも残るけど、それでもやっぱり…読むことが出来てよかった、と思いました。切ない気持ちを抱えたままの子も居るけど(アキラちゃん…!)それでもみんな頑張って前を向いて歩いてる3年後の姿を見せてくれて本当に嬉しいです。ありがとうございます。江尻先生の次回作に期待しています。