ネウロアニメ第7話感想

今回の感想は短めではありますが、その分かなり感情的になってる感想だと思うので御注意ください。
無論完全ネタバレです。
今回のお話、アニメオリジナルの変更部分を純粋にサプライズとして楽しんだ方もいらっしゃると思いますが、私の感想はそれとはまったく逆のもの、正直ガックリしていますので、そのつもりでお読みいただけますと幸いです。

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本当に声上げて叫びました。「うっそだァ!」って。

なんで筒井がサイなんだ!!

原作アレンジはいいんだけど、常識的に考えて真犯人変更はないんじゃないかと思うんだ。特に今回の話は、原作が叙述トリックになってたんです。明くんのモノローグに見せかけて実は同居のおばあちゃんのものだった、というのがラストの衝撃につながるポイントだったと思うのです。筒井もまた、名誉・昇進に目がくらんだ部分の描写と最後の「2階級特進」という皮肉が呼応した構成だった。それが…それが…何で叙述部分と筒井のキャラ描写をバッサリ削ってまでサイの正体を変えるのかと…。
誤解なきよう繰り返しますが、アニメ化に際して原作を「アニメとして効果的な演出・脚本に」アレンジすることはむしろ大歓迎です。しかし、曲がりなりにもトリックや探偵が登場する作品の真犯人を変えるのは…原作者本人が「娯楽漫画」だと言ったとしても…さすがに…自分の頭が固いのかも知れませんが、許容範囲外でした。

そんな否定的な気持ちになってしまったあとなので、もう全体の感想を書こうとしてもついついネガティブになってしまうことをご容赦ください。明くんの豹変もなあ、あそこで「大して豹変しなかった」のが「実はもっとすごい敵が出る」という流れを演出していたと考えるとあまり評価できない。ネウロファン=豹変していれば満足、というわけではないのです…。

全体の流れを冷静に見れば、あの話をうまいこと30分にまとめていましたし、声優さんが変更になったサイの声もまったく違和感がなかったのが不思議なくらい中性的でハマっていたと思います。トータルで評価すれば前回・前々回のネウロと同じくらいのクオリティに仕上がっていたという印象でした。石垣の私服ガチャガチャとか、ネウロのカッコいいぶっかけプレイとか、愉快に語るべきポイントもちゃんとあったんだけど。

ああ…1点に引っかかって全体を見渡せなくなっているなあと自分でも思うのですが、やっぱ犯人変更はダメだろうというショックから立ち直れません。今回はこんな感じで。ごめんなXI。