Web拍手お返事

いつも拍手ありがとうございます。14日以降に頂いた拍手コメントへのお返事です。コメントなしの拍手だけのもの、返信不要でくださったメッセージもありがたく拝見しています。いつもありがとうございます!
※以下、内容にジャンプ本誌41号までのネタバレが含まれる部分があります。

14日0時の方

>シックスを「絶対悪」と表現するのに違和感があるのは、根底に「恐怖」の感情があるからなのかな。
>むしろ松井先生は「恐怖」を悪の根源的理由って方向に持って行きたいのか…。

私は割と他の漫画の方を読んでいて、そういう描き方をしているものが多いかな、と感じます。
ラスボスとか真の悪とか、真の敵は自分の中に居る、なんて感じの事を言っているものは、大体あてはまる特徴があって…(松井先生の考えが、それに当てはまるのかどうか、まではまだわからないですが)
たとえば藤田和日郎作品のラスボスを見ていると大体そんな感じなのですが

○本当の奥底の本心では、自分に自身がない、というか自分が嫌い(人をうらやみ、都合の悪い真実は見ない)
○そして、それが外に暴かれることを極端に嫌う(それを隠して取り繕うための悪知恵だけは人一倍)
○なので本当の自分を偽って、外見だけ飾り立てて大きく見せようとする
 (自分より立派なひとのうわべだけを模倣したり、あるいは貶めることに膨大なエネルギーを費やす))
○最終的にそれがバラされて進退窮まると、とたんに腰が低くなったりゴニョったりして、ガクガクっと崩れて
 こそこそ逃げ出したり、取り繕えなくなって最後は惨めに敗北…。(例えば…デスノートの主人公、夜神月とか…)
 あるいは(その世界観での)正義によって救われたり味方にする事でバトルに決着、というパターンのラストもアリ。

こういう特徴のものを、単純な悪事のレベルではない「絶対悪」として描いてる漫画が(小説も)結構多いと思うのです。単純な悪事はそれとたて分けて、絶対悪の手駒として利用される関係。というのも、もう一つの特徴かも。

ネウロ」に当てはめるなら、しまざきさんの仰る「どこをどう読んでも、なんかイマイチ小物にしか見えないシックス」を松井先生が意識して、読者に伝わるよう、狙って描いている可能性があります。
あくまで憶測ですが…
鋼の錬金術師」のラスボスとその一味も結構あてはまると思うし(連載中なので断言はできないけど)、小説では宮部みゆきの「模倣犯」の真犯人などもそうかなーと。

後は例えば、宗教的な意味をもろに表す言葉を使う作家さんはさすがに少ないですが、あえて言わせてもらうなら「神とか仏とか、この世の真理みたいなもの」の、対極として描かれる「絶対悪」にも、先に書いた特徴が当てはまることが、結構あったりします。
(ちょっとだけ仏教をかじった事があるので…宗教っぽい話にがてだったらすみません。スルーとかして下さっても大丈夫です)

なのでしまざきさんの、シックスの特徴を深く読み込んだ上での推理は、結構当たってるんじゃないかと思うのです。
どのみちディスカッションの肝は「松井先生がその辺どう思って描いてるか」だとも思うのでそこは、やっぱり様子見ですね。

引用に当たって、ブログで読みやすい形に一部編集させていただきましたのでご了承ください。長いコメントは大歓迎です! ありがとうございます!(でもWeb拍手はうっかり送信ボタンやブラウザバックを押してしまうと力作消滅ということになりかねないので、メモ帳とかに書いたものをテキストボックスにコピペ推奨ですよ〜)
コメントの中であげられているラスボスの例は、確かに言われてみればその通りだと思いました。「絶対悪」という言葉から、自分自身とその行動に絶対的な自信を持って悪を成し遂げているキャラクターのイメージが強かったのですが、自信を持って行動しているというのは主に「正義」サイドである主人公の属性ですから、その真反対に位置するもの、という意味で捉えれば、自信がなく自分が嫌いでそれを取り繕う…といった者がまさに「悪」である、という解釈が可能ですね。その支店には気付かなかった…ご指摘ありがとうございました。
宗教的な部分については、特に善悪の問題を絡めて書くのは難しいので、ついつい言及を避けがちなのですが、私自身はむしろそういう深読みは好きな部類です。個人的にはシックスの風貌がキリスト像っぽいのが気になりますね。ただ、おっしゃっている通り「松井先生がどう思って描いているか」という点を考えると、あまり宗教方面に深く考察するのは様子見かな…と思っています。
また何か気付いた点などがありましたら、いつでもコメントいただけると嬉しいです。

14日9時「「スカイ・クロラ」シリーズは」の方

そうなんだ、全然違う世界の話なんですね。書評サイトをあちこち拝見していた時、森博嗣作品はVも四季も百年…の奴も世界が繋がってるらしい、みたいなことを書いているのを見かけたもので、もしかして森作品世界は「スカイ…」含めて全部繋がってるのかなと思っていました。公式サイトを見る限り、飛行機や少年、機械といったモチーフが好きな方みたいなので、本来書きたかったのはこういう物だったのかなーと感じます。映画までに原作を読んでおきたいのですが、実は四季(理系ミステリの方のキーパーソンです)の行く末も気になって仕方ないし、もちろん森作品以外にも読みたい本がいっぱいあるので…ちょっと計画練ります。

14日11時「いつもジャンプ感想を読ませていただいていたのですが」の方

ネウロのほうも見て下さったんですね、ありがとうございます! ときめいていただけて光栄です。ネウロって顔は時々魔人に戻ってますけど、体のほうはどうなんでしょうね。単行本のオマケやカラーページでは腕が翼っぽい絵も時々見受けられるのですが、真の姿はやっぱ完全に鳥なのかなあ…。これからもマイペースではありますが更新していきますので、よろしくお願いします。

15日3時「深夜に申し訳ありません」の方

わざわざご報告ありがとうございます。当サイトはリンクをするのも外すのもご自由にしてくださって結構です。特に条件はありません。これからも興味の赴くままにサイト運営してまいりますので、よろしくお願いします。