Web拍手お返事

いつも拍手ありがとうございます。3日の午後以降にいただいたWeb拍手からのコメントへの変身です。いつも拍手ありがとうございます。返信不要のものも、拍手のみの送信もみんな大好きです!
以下、内容にジャンプ40号までの内容ネタバレが含まれます。

3日21時の方

個人的にはXは生き延びて、弥子と理解しあって仲間かなんかに(今の早坂兄弟みたいな位置に)なってくれるとイイな〜と思っているのですが、あれだけ犯罪を犯してるしムリかなあ…と思ってたんです。でも、彼じゃなくて、彼女がクローン人間であることを考えると、今の法律で彼女を裁けるのかどうか疑問です。
 まず、彼女を人間として定義できるか。これは、まずムリかなと。彼女は全身の細胞が変異し続け、あらゆる人間、ひいては動物、更には化け物じみたものにも変異できます。つまり別の動物になることもできるのであって、これでは彼女を人間といえないのではないか。
 それに、クローン人間であることもあります。現在の法律にはクローン人間を視野においていません。しかも、彼女は変異し続けることを念頭において作られた「実験体」なのであって、強引に言ってしまえば、シックスの作り出した「モノ」です。
 法律は人間を裁くために作られたものなので、「人間」とそれ以外の「モノ」でわけて区別します。上記の理由により、彼女が「モノ」と判断される可能性はかなり高いと思います。では、彼女の犯した犯罪の責任は誰が取るか?
 法律では「物」が犯した犯罪はその所有者が責任を取ります。自分の家の犬が人の家のガラスを割ったりしたら、飼い主がガラス代を弁償したりするのがその例です。つまり、この場合責任を取らないといけないのは、彼女を作り出し、所有していたシックス!しかも、シックスは「社会に出してその反応を見る」ようなことを嘯いており、つまり彼女が危険なことをわかっててわざとけしかけたことになります。先の例で言えば、手がつけられない暴れ犬をわざと隣の家に入れたのと同じことです。確信犯です。つーか、実行犯がXなだけで、間接正犯はコイツだ、といえるかもしれません。
 まあ、「Xを手放したらあんなことになるとは思わなかった」とか言えば、間接正犯になるのはさけることができるかもしれません。でも民法708条に「動物の所有者は動物が他人に加えた損害を賠償しなくてはならない。」というのがありまして、この動物にXが適用されれば、被害者側はシックスに賠償金をふんだくれることになります。Xは数々の美術品を盗み、また多くの人を怪我どころか殺してきちゃってるので、彼が払う賠償金は億や兆ではすまない額になると思います。

まずは、いつもサイトを見てくださってありがとうございます! ネウロジャンルの閲覧者と創作・その他ジャンルの閲覧者は、実はあまり被っていない印象だったのですが、パズルの方まで見て下さっているとはありがたいです。これからもよろしくお願いします。
法律に関する部分、興味深い内容だったので、勝手に長文引用失礼しました。参考は「空想法律読本」とのこと…法律シリーズも出てたんですねコレ。サイが「モノ」扱いになるというのは何だか切ないですが、確かにサイは法的には「逃げ出したシックスのペットの犬」みたいなものなのかも…。作品内では絶対ない展開だと思いますけど、シックスに多大な損害賠償が請求されればいいですよね…シックスの一族、経済的に破綻し絶滅するというまさかの最後!
しかし、ペットの犬の場合、もし飼い主がそれを殺してしまっても罪状は「器物破損」ですね。サイの命の軽さがまた切ない…。作中でサイが法的に裁かれるかどうかはわかりませんが(その前に死んでしまいそうな予感…)彼女の罪、それ自体をうやむやにすることは松井先生はしないように思うので、その辺りどう描かれるかを待ちたいと思います。
本題と関係ないですが、人なのかモノなのか、そして罪とは…という問題を考えていると、森岡浩之さんの短編「スパイス」をふと思い出しました。凄まじく読後感の強烈な作品ですが、この作品に出て来る「あること」をしようとしている人物が、私の中で妙にシックスと重なるんです。(ちょっと脱線、失礼しました)

4日1時「コーヒールンバが鳴り中身が見えるアドマイヤの自販機」の方

私は車に乗らないのであの時が初見でしたが、高速道路のサービスエリアによくあるんですね。ドライブ中は単調な時間になりがちですから、こういうちょっと面白い自販機が喜ばれるのでしょうか。ついつい買ってしまいますよね〜。

4日1時の方

ネウロにとって今回のって「床に落ちたジャンクフードを食え」みたいなものですよね

そんな感じですね。しかもシックスは「君にとってはこういうのがご馳走なんだろ?」って顔をしている感じ。今回シックスが用意した「茶菓子」については、感想サイトさんごとにさまざまな比喩で表現してあって興味深かったです。ついでに書くと、今回のあの場面は「食の千年帝国」編でシロタのドーピング料理を食べた弥子の「食べるってことに対して失礼」発言とどこか繋がるような気もしました。ネウロも弥子も、食べ物を愛する気持ちは同じなんですよね。

4日4時の方

あれは、嫌悪の表情に見えました。<ネウロ
先週も思いましたが、ネウロの暴虐は可愛げがあるんですよね……今までも人の動機や生き死にに無関心だったり、結構どころではなく薄情なのは確かなのですが、それでも無意味に殺す事はしていないですし。
虫を弄って遊ぶ子供っぽいですが、彼は力の加減を知ってます(だから性質が悪いとも言える)。そして、餌の供給源以上の意味を持たなかった生物に対する、興味と(彼なりの)好意を育てて来たんでしょう………特に弥子とか弄りながら。
「身を護るための鎧」としての謎を解き、相手を屈服させる事でエネルギーを引き剥ぐ以上、幾ら悪意が有り余ろうとも、シックスはあんまりご馳走ではないですね、現時点では。何をやっても養殖臭くて仕方ないでしょう。
彼の一族が牛耳る世界も同様に。だから利害は一致しない。
ネウロがどうやって彼を「獲物」として追い詰めるのかに期待したいと思います。
美味しくなるといいですね(笑)。
こうしてみると、「悪意」はネウロの食事の必要条件なのでしょうか?悪意の定義にもよりますが、理性では抑えられない望み、なんて言葉にも言い換えられそうです。
抑えられない、つまり、抑える(隠す)必要性を、謎の構築者本人が感じている必要があるのでは。
ネウロを謎で「釣る」事を考える人物には、これが欠けているんじゃないかなと。
そういう意味でも(謎の高度さもありますが)HALの件は稀なるご馳走だったのかも。
実行の意味の無さを誰よりも知りながら、止められる事を望みながら、自ら止める事など出来なかったのですから。
複雑さがカロリーで、望みが味?
……食生活の大変さが、判るような気がしました。
……食を侮辱された弥子みたいに見えて来た。

長文考察ありがとうございます。一読目に「怒り」の表情だと先行感想で書いてしまいましたが、たしかにあの顔は「嫌悪」とか「不快」と表現したほうが近かったと思います。
作中での「悪意」の定義はまだ正確にわかってはいませんが、ネウロの食事には悪意が不可欠なのは間違いないと思います。(最初に「謎を食う」という設定を考えたときに「パズル雑誌でも読んでればいいじゃん…」ということにならないように、ネウロが食べることのできる条件として「悪意」という設定を付けたんじゃないか、と個人的には思っています。)そういう意味ではシックスの謎は、隠す気もなく丸出し状態でトリックだけが残された、それこそ「パズル雑誌」と変わりない状態の謎だったのではないでしょうか。
ネウロと弥子は、食べられるものは違うけど、「食」というものを媒介に理解しあってる部分がありますから、今回ネウロが「食」を侮辱されて不快感を示したのは偶然ではないと思っています。

4日21時の方

今週は、6のやり方がすごくえぐくてみるのもいやなページがいっぱいあったけど、一番の見所はその次のネウロの怒った顔だったと思います。あのネウロの顔がわすれられませんー!とてつもなく目を惹かれました!!読者の気持ちに添って続くあの顔!ネウロ素敵だー!
ネウロにとって人間は大事だし大好きだから、やはり人間サイドに立つのだろうなあと思いつつ、これからどうなるのかと色々な展開を考えてしまいます。私は読み切りのネウロを読んでいないのですが、ネウロの人間大好き的な発言が連載でも現れてくれるでしょうか??すごく読み切り読みたいです;;;;早く単行本の後ろにでも載せてくれ〜〜〜!!
あと、気になったのは、ネウロ、お茶を二回流してますよね……?一回目は半分くらいしか流さなかったのか、またいれられたのか、どういうことなんだろう??

いつも感想読んでくださってありがとうございます!
ここ数週のシックス関連の描写は、確かに少々残酷すぎて、受け付けられない人もいたのではないかと心配です。しかし、読者がすっかり嫌な気分になったところにネウロのあの表情…! ネウロは殺人行為やそれを強いるシックスの残虐さを不快に思ったのではなく、自分の食事と「謎」を冒涜されたことに憤慨したのでしょうが、読んでいるとあの場面で、ネウロの感情とシンクロしたような気持ちになる演出が巧みだったと思います。
ネウロがお茶を二回流したのは…1回目はお茶を砂に魔力で変えて流し、2度目のは「不快の表現にもう一回流してみせよう」と思ってこっそりイビルフライデーを仕込んでおいたと勝手に脳内変換して読んでました。実際はシックスが、ネウロに流されたのにも動じずにおかわり入れたのかもしれないですね。

6日0時の方

返信不要でしたが一言だけ…ご指摘ありがとうございました。ケアレスミスでしたので修正しておきました。

6日2時の方

ネウロ>「脳のDNA」はあれであってると思いますよー

ご指摘ありがとうございます。コメントを受けて、既に40号感想の方は修正させていただきました。感想の方に詳しく書きましたので、そちらを見ていただけると幸いです。やっぱりおかしい部分があるようでしたら、さらにご意見大歓迎です。至らない部分も多い感想ですが、これからもよろしくお願いします。

6日13時の方

今週号はP267の「ネウロさんの不快な表情」が見れただけで幸せでした、見た瞬間に痺れました〜。ネウロさんのシックスへの思いを表現しきった、実に良い絵でした。

あの表情は本当に見事でした。第一話で、何故弥子が泣くのか理解できなかったネウロが、こんな人間らしい表情を見せるようになるなんて。(心だけでなく、身体能力のほうもだんだんと人間に近づいていると思うと、それはちょっと複雑な思いですが)あの表情で、ネウロとシックスが手を組む展開はないんだな、と安心することができました。
ついでに言えば、同人的観点からもときめく表情でした…。

6日17時の方

「竹宮タッチを披露するボッスン」とありましたが、あの絵は大和和紀の「はいからさんが通る」に出てくる伊集院忍少尉ではないでしょうか?

あ、確かに前髪の分かれ方なんかが完全に少尉ですね! ご指摘ありがとうございます。感想のほう、追記しておきました。
それにしてもボッスンの、というか篠原先生の少女マンガタッチの上手さには驚きました。

7日8時の方

シックスが(言うまでもなく)極悪人であることは伺い知れましたが
となると注目するのは、ネウロとどう物理的にドンパチするか。
勿論シックスもサイと同じくらいの怪力は持ち合わせているんでしょう
けど、単に力勝負のガチンコになるわけもなし。本人の話からするに
変身能力は持ち合わせていないようなので……
まぁシックス自体がまだ全貌が解明されたわけではなさそうなので
これから何かしら出てくるかもですが。
「私は変身能力を持ち合わせていない……、というより要らなくなったから
 捨てたんだ。この能力があれば全てが事足りるのでね」みたいな。
ネウロが芝居ではなく本心から怯える様子も見てみたかったり。
「絶対悪」と名を冠するくらいだから、シックスならやってくれる……かも?

シックスは自分で「人間を超えた」と宣言していますし、ネウロも彼が人間を超えた何かであることを認めているようです。変身能力のあるサイが人間扱いだったのですから、当然シックスはそれ以上の能力を持ってるに違いないと私も思います。シックスのクローンであるサイが変身できるわけですから、シックスが変身能力を「要らなくなったから捨てた」というのは大いにありそうな展開!
絵石家編よりも、HAL編よりもすごいバトルを!と期待されるのはすごいプレッシャーだとは思いますが、松井先生はきっとやってくれると信じています。個人的には、シックスの背景に描かれる始祖鳥のイメージや「這って動く白」編のネウロの「飛べるわけなかろう」という台詞などから、シックスもしかして飛ぶんじゃね?と思っているのですが…(あ、だとしたら今回、戦闘機につかまって逃げる必要なかったか…)。