童話を買う

子供のころ読んで感銘を受けた児童文学って、たいてい図書館で読んでいたから今手元にないものが多い。このまま思い出と記憶の中で美化されていてもかまわないんだけど、それでもやっぱりもう一度読み返したい。
…と思って、ちょっとずつ童話を買っていこうと思いました。最終的にはナルニアもコロボックルも揃えてやるぜ! もちろんハードカバーでな!!

いやいやえん (福音館創作童話シリーズ)

いやいやえん (福音館創作童話シリーズ)

今日買った本。中川李枝子さんの過不足ない文章の美しさにウットリです。児童文学で大事な点のひとつに「説明しすぎないけど必要なことはすべて含まれている平易な文章」だと思うのですが、あんまり守れてない作品も多くて悲しいです。無くてもいいオノマトペや修飾語や接続詞…やめてやめて、子供っぽくするのが子供向けじゃないんだよ!
20年以上前に発売されていて、今でも版を重ねている作品っていうのは、その点安心して読めるのです。いま実際に子供に本を与える立場のお父さんお母さんたちにも、内容が古いとか思って敬遠しないで欲しいなあ。