前回の日記をちょっと補足

9日の日記で「筒井康隆さんはコバルト文庫で短編を書いてたような…」と書いた後に検索したらAmazonにデータありました。そうそう、これこれ。

このほかにもホラー傑作選とか海外ものの傑作選とか何種類かあって、作品は書き下ろしではなかったようです。もうとにかく作家ラインナップが豪華。
こちらの古書店サイトさんに詳細がありました。
http://www22.ocn.ne.jp/~honey/mini02.html(「気になるSF&ミステリー!」の項目)

小松左京眉村卓田中光二筒井康隆平井和正河野典生荒巻義雄豊田有恒高斎正星新一山田正紀

この光り輝く作家陣! 隣り合って紹介されてるホラーやユーモア、海外SF傑作選のラインナップも見て欲しい。こんな短編集をティーンのために発行してた集英社の志に感動しました。多分私も2〜3冊持ってた筈なんだけど…その価値をまだ理解してない時期に売っちゃったような気がするなあ…嗚呼…。
余談。「ロマンチック〜」に収録されていた筒井さんの作品は「レモンのような二人」という、何でまたこの作品を選んだんだ豊田有恒(選者)…と絶句するようなエロティックな作品だったと思うんだけど、当事かなり幼かった私の感覚だから今読むと違うかも。小説ジュニア〜初期のコバルトは、性的な意味でわりと大胆な作品も多かったようなのでその流れだったのでしょうか。私が真剣に読み始めたころ(80年代後半以降)は既にファンタジー満載のきらびやかな誌面だったので全然知らない世界です。
…その頃のコバルトにポエムや短編小説を投稿してたような黒歴史記憶の蓋が開きかけたけど閉じ直しておこうと思います。