用事があってとある駅ビルに行ったんですけど、予定の時間より20分ほど早く着いてしまいました。どっかで一休みするには時間が足りないなーということで何となくビルの裏手へ。植え込みやベンチなどがあってちょっとした散歩道にしつらえてあったのですが、茂みの奥の方、明らかにガードマンっぽい制服に身を包んだ男性がしゃがみこんで手を伸ばしてる。
何か不審物でもあるのか…?と怯みつつ近づいて行くとそこには…。
…猫が。
ガードマンさん、茂みの奥の太った猫を一心不乱にモフモフしていました。私が後ろを通りかかった時点で視線に気付いたらしく、ス…と立ち上がり颯爽と表玄関方面に歩いて行く彼。猫は物足りなさそうにお腹を見せたままだったので、思わず手を伸ばして撫でようとしたら「ギニャ!」みたいな声で威嚇されてモフらせて頂けませんでした。先刻のガードマンさんにしか心を開いていないようです。ちぇ…。
そうこうしているうちに約束の時間が来たのでビルの表玄関に回ったら、さっきのガードマンさんは何事もなかったように駐車場の出入り口で車の誘導をしていました。何かこう「見ちゃってごめんね…」って気持ちになり、思わず目を合わせないようにしながらビルに入りました。