おぼえがき

ウェッブルールとか

ネットで時々みかける読み逃げ禁止」とか「ローカル保存しないで欲しい」という主張がどうもうまく理解できなかったんだけど、ウェブサイトを「外に向けて情報発信している」というよりは「ネット上に自分のお家を作ってお客を招き入れている」という感覚で利用しているのだと考えればいいのかなと思った。

前世とか

「ラブラブドキュンパックリコ」さんの「前世少女を殺したのは誰か?」という記事を興味深く読みました。セーラームーン説は驚きつつも納得させる部分のある面白い結論ですね。セカイ系への繋がりっていうのもわかるなあ。そう言えばブームのきっかけが「ぼく地球」だったのは違いないと思うのですが、「ムー」で前世募集するというのが漫画のネタになる程度に、当時すでに「前世少女」は多かったんだよな。
あの頃、私は熱烈なムー民(※ムー読者)でした。ぶっちゃけちゆちゃんの所「前世少女年表」に引用されてるハガキ、ほぼ全部見覚えがあります…というか…うわあああ自分のハガキ引用されてなくてよかったあああああ!!! 正直ページスクロールしながら肝が冷えたあああああ!!!!
(以下、記憶を頼りに書いてるので事実誤認などあったらすみません。時系列も曖昧かも…)
私の黒歴史記憶を辿って思い出す限り、確か「ぼく地球」の「フィクション宣言」前後くらいに「悪いオジサンが前世少女を語って文通欄で女の子を引っ掛ける事件」があったような(←あれ、ちゆちゃんの年表を見ると85年ごろのこと?もうちょっと後に同様の記事を見たような気がするけど…)。そんなトラブルも多かったのか、90年ごろ位からかな、「ムー」は前世ネタの募集記事を全面禁止。前世少女達の多くは「トワイライトゾーン」や「マヤ」といった後発雑誌に投稿の場を移したのですが、やはり部数や記事の魅力などが「ムー」には及ばず、段々と廃刊・休刊。それにつれて前世ブームも静かに終焉して行った…というのが当時ブームの渦中に居た者としての実感です。
当時はダイヤルQ2で前世仲間を募集する少女もけっこう多かったように思いますが、とにかく金銭面でのトラブルが大きなネックでした。すっげーお金かかったもんねえ…その辺の空気はCLAMP先生の「東京バビロン」の前世少女エピソードがかなり真に迫ってると記憶しています。もしインターネットの定額制が10年早く普及していたら、大きなコミュニティを形成していたかもなあ…と思ったりもしますが、ブーム終焉からネットの普及までのブランクが、移り気な少女の心を惹き留めておくには長すぎたのだと思います。
…そんなこんなで、つい地獄の扉を開いて向き合ってしまった土曜の夜。前世ブーム時代の「ムー」、引越しの際に全部売り払ったのが惜しかったような気がしないでもない。