週刊少年ジャンプ感想・50号〜!

推敲イマイチなのですが、余裕があるうちにupしときます。風邪っぽくなる前にほぼ書いておいたので、作品によってはけっこう長文です。今回作品によっては、ちょっと同人っぽい妄想が含まれてるかもしれません。あと、もちろん完全ネタバレ前提です。

家庭教師ヒットマンREBORN!

巻頭カラー。骸編は最初、いつものリボーンのノリと違いすぎてあまり好意的に受け入れられなかったんですけど、個々のキャラクターの成長をうまく絡めてくるに従ってだんだんと楽しく読めるようになってきました。天野先生の筆もノってきた感じですよね。
獄寺の敗因が副作用の激痛というのはちょっと違和感。ビアンキの台詞が伏線とは言え、いきなり過ぎるような…。その後の「校歌→壁を壊す→雲雀恭弥ふっかつ!」の流れは燃えた。ここで校歌の伏線が生きるとは…! 死の間際に(死んでないけど)雲雀を信じる獄寺もカッコいいです。雲雀もかなりのダメージみたいですけど本当に暴れられるのか?
一方、真の骸の元にたどり着いたツナたちも大ピンチ…。フゥ太は何か事情がというより、単純に操られていたのかな? この間の敵が「ちょっとでも傷つけば死ぬ猛毒を塗ったナイフ」を使っていたばかりなので、ビアンキがめっちゃ心配なんですが…まさかこのナイフにそんな仕掛けはないですよね?
次週、戦闘能力自体はまったくといっていいほどないツナがどう行動するのか…。どうも台詞が少なすぎるリボーンも気になっています。実は今でも「まさかコレ、全部リボーンが仕掛けた壮大なツナへのテストじゃないよな?」という気持ちが完全に拭えません。ここまで骸の極悪非道さを書き込んでいまさらそれは無いだろうとは思うのですが。

NARUTO

新キャラクター・サイの能力は描いたものが現実化する能力? ついこの間アニメ「蟲師」で「緑の座」を観たばかりだったので「うは、そっくり〜…」と思ってしまいました。でも扱い方はぜんぜん違うし、設定自体はよくあるものなので偶然でしょうね。

ONE PIECE

ロビンの頑固さにイライラ。早く言っちゃえよ「助けて」って! しかしこの状況でCP9終結し、絶好のチャンスだというのに「見守ろうじゃねえか!」とか言っちゃうスパンダムの敗北フラグっぷりには脱帽です。こいつのせいで敵側全体が小物に見えてしまうのが残念。
そういえばフランキーの動力源がコーラだったことを久々に思い出しました。燃料切れっぽいので戦線離脱? 仲間がコーラ持ってきているのかも知れないですね。

BLEACH

巻末のスケジュール欄で更木はイラスト入れてもらえてなかった。DVD発売日と重なったからなのか…。ちょっと可哀想だ。
「尸魂界最強の十一番隊で二番目に強い」って、全体で何番目なのか分かりにくい…というか、最強論争にならないよう誤魔化された感じ。しかしこんなに楽しそうに戦われると、いまどういう大義名分の下に死神たちが人間界に来てるのか忘れちゃいそうです。

銀魂

えーと、つまりどこからエリザベスは中身桂のエリザベスだったんだ…?
桂と高杉がともに命を取り留めた本のようなものは何かの伏線でしょうか。ウッカリすると銀さんも同じものを持っていて、世界の命運を握る戦いが幕開けそうな予感すらしますが、銀魂にそんな壮大な伏線は似合わないので、ひょっとしたらタダのジャンプコミックスなのかも知れません。
今回は新八と神楽ちゃんがデタラメに桂攻撃を始めてスカっと爽やか! 私も一緒にブン回したいよ「お前らのせいで話がシリアスになってこじれるんだよ!」ってな。できれば高杉の無駄にポエミィなモノローグにもツッコミ入れたいです。

アイシールド21

「超超スピードでワープっぽく抜けないかな〜」確かにSF理論。でも、前頁の「もう一回行ってみちゃダメですか?」と言ったセナの表情は何かつかんだっぽいし、ヒル魔がヤケクソで「やれ 何度でもだ」とまで言うとも思えない。強風がカギになってくるとは思うのですが、アメフトに疎い私には「カラダの小さいセナ自身が強風で飛ばされてワープ?」くらいのトンデモ予想しか思いつきません…。

魔人探偵脳噛ネウロ

今回の話は吾代メインのエピソードみたいですね。思えばこの作品は、ネウヤコメインの話の次は笹塚メイン、またネウヤコ話を挟んで吾代…というように、かなり意図的にローテーションを組んでキャラクターに焦点を当てていると思います。話自体は数話ごとに一段落するので、こう言っちゃ何ですがどのタイミングで打ち切られてもグダグダ感が少ない。でも、エピソードごとにちょっとずつキャラの過去や設定などを小出しに深めていってるので、全体を通してみれば段々と話全体に厚みが増している。急な打ち切り/無理な引き伸ばしのどちらも想定しなければならないジャンプ漫画としては上手い構成だなー。松井先生ってネーム力があるなあと思いますよ。
今回は吾代の心理描写がメインの話でした。弥子の台詞「昔の自分に戻りたがってるのかなって…」はけっこう鋭い。ネウロが弥子に見出している「人間として人間の心を捕える力(第15話「一」ラスト)」を確かに感じさせられる言葉です。今だ人間を雑用のコマとしか思えないネウロの台詞とも対照的で、徐々に弥子の人間観察力が高まっていると思える描写ですね。その言葉に反応して吾代は過去の回想へ…ぎゃー社長さん出たよ! おいしいところで数コマ登場しては読者(主に女子)の人気をかっさらっていく早乙女国春っ! この小出し感が絶妙すぎて、松井先生意図的なんじゃって勘ぐってしまいます。私はそれほど早乙女と吾代に萌え萌えしてる方ではないと思うのですが、それでも回想ラストの吾代の不敵な笑みにはときめいてしまいましたよ。
それだけに、回想を抜けた後の現在の吾代の笑顔は切ない。弥子の気持ちを汲みながらもその場を立ち去る吾代は十分心が広くなってしまっていると思います。ラストページの予告文にも名前があったし、吾代がここでメインキャラ離脱ということはありえないと思うので、彼がどういう考えのもとでネウロ達のもとに再び合流するのか、もう「ネウロの魔界能力で力ずく」は許されない展開となった今、とっても気になります。
謎の組織側もちょっとずつその姿を現してきました。早坂(ずっとニコニコしてて怖ええー!)の「ボスの安眠のため」という言葉も気になります。ボスというのは一つ目タイタン的な(一部で話題の「20世紀少年」のともだちにはそこまで酷似してないと思うんですけど…)アイツですよね。アレがイメージシーンではなく、実際に素顔を一つ目の覆面で隠しているとしたら…「安眠」というのはすでにボス、覆面の下で死んでいるか仮死状態の傀儡になってるのではないかと予想! 早坂さんあたりが実際に組織を牛耳ってるボスってのどうですか?
何だか真面目な部分の感想ばかりになってしまいましたが、もちろんいつもの小ネタも楽しかったです。パチンコが「沼物語」とかサインデブ再降臨とか土下座最中とか…。あと「追尾蟲の追尾蟲(イビルステッカー)」エロいって。女の子に「どうしても立っちゃうの」って言わせるセクハラですよ。多分どっかから盗み見てますよネウロ。ヤコが吾代なんかを追っかけようとしたから妬いてるんですよ!
さて、来週はセンターカラー! もう最初に予告見たとき、リアルに両手を打ち鳴らして喜んでしまいましたっ!(一人きりの部屋で何やってんだか)いやもうここ数週の掲載順はファンとしては不安で不安で…ああでもよかった、カラーが来るってことは連載まだまだ続くってことですよねっ!目指せ連載1周年の表紙&巻頭カラー&人気投票ー! 巻末の予告文にあった「ネウロの弱点」というのが気になります。やはり温泉旅行編の出血が関係あるのではないかとおもうのですが、組織がそのことを知っているはずもないし。ユキと戦って負けるのか、ヤコを人質にでも取られるのか(弱点はヤコでしたという萌え展開)? 事務所編で鷲尾に目を撃ち抜かれたときには、誰一人として「きゃーネウロー死なないでー」な感想を書かなかったほどに無敵魔人だったネウロですが、今回は本当のピンチになりそうでどきどきです。ウソ予告の可能性も一応考慮に入れつつ、次号を楽しみに待ちたいと思います。

太臓もて王サーガ

・先週号のイマイチ感から一転、今週は面白かったです。というか今思えば、先週が浮いてたなあとさえ思います。どうしたんでしょう、カラーのプレッシャー…?
・エロ本コレクションが燃やされる場面では一瞬太臓に同情。内容はアレでも価値があったりすんだよマジで!
・悟空ネタから「前のシッポ」と軽やかな下ネタ転換。言ってることのえげつなさと太臓の可愛い顔(゜□゜)のミスマッチがいい!
・妄想上のツンデレあいすには私もブラボォー!!! あいすにはデレ要素が1ミリグラムもないからイイのだ!と思ってたんですけど、デレあいすも結構良かったー!
・おばあちゃんあいす普通にびっくりした…どういう新展開かと思った。
・ものすごく残酷にスルーされている真白木。ラストページで寂しそうにケイタイメール打ってるのとかカワイソすぎる。
・ドラゴンガール設定忘れてなかったんだー!
「下の毛もやっぱ青白いの!?」ガハァ! 私もそれ気になってた! 聞いてくれてありがとう太臓っ!(答えはなかったけどね)

ボボボーボ・ボーボボ

最終回!! …かと思ったら「第1部・完」でしたか。第2部も新年そうそうには始まるようで、本当の最終回ではなくてよかったです〜。
一旦それぞれの道へと別れ別れになっていく仲間たち。破天荒は第2部でバーババを連れて帰ってくるのかしら。バビロン界ってタクシー代35,740円の距離って意外に近くないか? 最後はきっちりビュティ・ボーボボのツーショットで締めてくれたのは嬉しかったです。
何しろ感想の書きにくい漫画だったので、私のジャンプ感想では短文でサラっと扱うことが多かったのですが、面白さではジャンプ作品中トップクラスだとずっと思っていました。澤井先生、ひとまずはお疲れ様でした。第2部も楽しみにしております!

ムヒョとロージーの魔法律相談事務所

ロージーイヤボーンの法則発動してしまいました! このヒロインめ! ムヒョはその姿に彼の可能性を見、タメ語で気さくに語りかけてくれたことに好感を持ったのでしょうね。周りの人間はムヒョを天才としてチヤホヤしてはいますけれど、友達というのはとっても少なそうだったし。このあたり、ムヒョの気持ちもロージーの気持ちもよく伝わってくる素敵な場面でした。ロージーと一緒に悪霊に襲われた少年の「この前はありがとう」の言葉も、ロージーの「ボクも助けたいって…」という台詞からの流れで心にじーんと響きました。
しかし敢えてロージーには「審査員の決定だから仕方なくだ」などと冷たい言葉を放つムヒョのひねくれっぷり。お陰でロージーは今でも「ぼくの何がいけないの〜」とナヨナヨ悩んでるんですよ。しかし今井さん! 口元に指を触れて台詞をさえぎるなんて漢っぽすぎです! もう私、てっきり「キスで強引に黙らせる」のかと思ったじゃありませんか! つかソレ男女逆です! 無駄に萌えます!!「ダメだよ…っ! ボクには…ボクにはムヒョが…」「黙れ、今は私が草野のことを任されているのだ…!」って感じですか?(ですか?じゃねえよ)
西先生はどうも、作品中の性差や、友情と愛情の境界線が曖昧なタイプでいらっしゃるように思います。男だからとか女だからとか、ホモだから特殊とかヘテロだから正常とか、そういう感覚があまり作品内に感じられない。少女漫画や青年系・マイナー系漫画には徐々に増えているタイプだと思うのですが、今なお「男は強く、女は可愛く!」な少年漫画界には珍しい作風ですよね。
場面変わって、ムヒョはロージー不在の間にヨイチ・ビコと逢引き…じゃなくて何か秘密の計画進行中。どうも、ロージーに暇を与えたのは、修行のためという他にも、恐らくは危険であろうこの計画にロージーを近づけたくなかったという意図もあったのでは? まったく本当にひねくれた愛情なんだからっ!と思っちゃいますよもう!

大泥棒ポルタ

本編とは関係ないんですが、ポルテってチョコ菓子の形ってポルタの髪型に似てません? 甘いものつながりっていうのもあるし、もしかしてコレ元ネタかなーと思いました。
さて、今週号も突っ込み所に満ち溢れていたポルタ。先週号で「オハナさんがお宝横取り、しかも正体が男で名前がジャック?」と思わせる予告文句を付けられていましたが(ラストページと巻末予告)、完全にその通りの展開に唖然…。一応「意外な展開」を狙っているはずのジャック登場を、名前まで前号でバラしてしまうなんて信じられません。そもそもこんな被りまくり設定、穴だらけトリックのネームを通しているところを含めて、編集がこの作品にまったく力を入れてないのではないかという不安まで胸をよぎりました。
ジャックがどうにもこうにも微妙とか、ジャック撃退の方法がションボリとか、先週すでに録音した声は入手してた件についてはスルーかよとか、女の子たちをを逃がしたのはいいけどそのまま放っといたら暮らせないような事情の子達じゃなかったのかよ?とか、言いたいことは山のようにありますが、今回一番気になったのは5ページ目「お前のカラダがどうなろうと任務を優先する」というポルタの台詞。北嶋先生、この台詞が言外にどんな行為を暗示しているのか分かって言わせてますか? その場の勢いで言わせてませんか? もし予定通りサクライちゃんが選ばれていてもそういうつもりだったんですか? ウダイとそういう関係を持つことが本当に計画のうち、サクライちゃんの入団試験のうちだったと…? これじゃポルタは只の人でなしですよ!? 「鬼やぁ〜」がまったく冗談になっていませんよ!!
当方女性のため、このシチュエーションに少々敏感に反応しすぎてしまっているかもしれませんが、先日の日記のコメント欄で書いた「北嶋先生の作品はいろいろな面で無自覚にすぎる」という感想を再確認する結果になってしまって残念です。

こちら葛飾区亀有公園前派出所

「大阪が出た回は感想を放棄」という自分ルールに基づいて、今週号のこち亀感想は省略とさせていただきます。

HUNTER×HUNTER

シャウアプフって面白い人ですね。ショック受けるたびにその感情をバイオリンに託すのか〜。
王は軍儀の少女とラブラブで、臣下はすべて人払い。パームにとっては絶好のチャンスだと思うのですが今どうしているのか…? このままだと国民大会の時まで軍儀の戦いは続き、そのことがゴンたちの計画に影響するのではないかと。前にも書きましたが、盲目の少女がいることでメレオロンの技が破られるとか、逆に少女に気を取られた王が危機に陥るとか。キルアが感じている不安も気になるところです。

テニスの王子様

イラスト集の紹介、どう見ても同人少女向けです。「仲間の肩に手を添えて!」じゃないでしょ、何か見ていて気恥ずかしくなりました。
菊丸だけぜんぜん疲れてないのがどうしてかわかんないんですけど、何かもう青学の勝利はこれで決定っぽい? でもこういうヒキで次号に続くからには、氷帝にももう1つくらい策があるのかなーという気もします。それにしても現在テニプリ作中では真夏なんですよね…最近めっきり寒くなってきたところなので実感が沸きません。

DEATH NOTE

清楚高田を利用する気まんまんの月! キラとして、というより男として悪役すぎー。高田がキラ崇拝者だというのは確かにそうですね、そうじゃなくちゃ魅上が敢えて彼女をキラの代弁者に選ぶわけがないですもんね。
しかし、不安になります。高田と月がかつて交際していたことは調べればすぐ分かることですから、さっそくニアにも怪しまれてますし、それよりなによりミサですよ。月ったら「知性が足りなくて」とまで…! ミサは月と同棲を始めるときにも、数々の月の彼女の名前をスラスラと羅列できたほどにしたたかな女性です。現在はデスノートの記憶はないかもしれませんが、月が高田と逢ったことくらいは女の勘で簡単に察してしまうのでは…? デスノート抜きで男女の修羅場になってしまう可能性も否定できません。月にどれだけ男の甲斐性があるのか…それが今後の展開のキーになっ…たりしたらちょっと嫌かも。

Mr.FULLSWING

3人組の友情が決裂したのは、やはり誤解が原因でした。御柳ともゆっくりと和解の予感でよかったです。
ノートの後半も戻ってきて、これから四大飛球の最後の仕上げということでしょうが、次の試合ってけっこうすぐなんじゃなかったでしたっけ? これから練習して間に合うのかな…?

タカヤ

あれー、何か急に「みえるひと」よりもまとめに入った感がアップのモノローグ展開…。ヴォイドは右手を使って本気を出したと思ったのに、それが破られたら今度はグローブをはずして「真の本気」ですか。素手の攻撃も破られたら魔物に変身でもしそうですね。

みえるひと

ひめのんとガク、仲いいじゃん! その一方ですっかり弱っちくなってしまった明神。心なしか頭身も低くなっているような…。決戦にはひめのん達も駆けつけるようです。やはり「みんなの思いを合わせれば強くなれる」って展開になるのかなと…私は自信満々で強い明神が好きだったので多少残念です。

魔界不思議犬ブルブルブルズ(読みきり)

十二傑賞発表の時から、うーん絵がなあ…と思ってた作品ですが、実際読んでみたらやっぱり絵がなあ…って感じ。でも、最後まで読んでしまいました。下手といってもキャラクターの表情は生き生きしているし、ネームの力はすごくあると思います。面白かったです。
どうして少年の父母が誘拐犯の電話に出なかったのかがよくわからなかったのが気になりました。たまたま電話が通じなかっただけにしては誘拐犯の諦めが早すぎ。たとえばベタですけど、少年は両親から放置されてて寂しかった…というような描写が少しでもあれば、ポチ(魔王)との友情にもさらに深みが増すし、誘拐犯の脅迫にも反応が薄いという伏線にもなったと思うのですが。
全体的には、まだまだな部分もいっぱいあるけど今後に期待です。

ピューと吹く!ジャガー

後味の悪さが苦手なハミィエピソード。腹黒いんだ、腹黒いんだよ…! ただ、最後のアオリ「久しぶりのトキメキ!!」が全てを緩和してました。前からそれなりに好きだったハマーがより一層好きになりましたよ!

じゃんぷる

次週最終回なんですよね…。グレート・ウナギさん、週に100枚投稿ってスゲーよ! ハガキ100枚って5000円だよ…てことは月に約2万円!? お小遣いは全てじゃんぷる投稿に…? さすがグランプリの人は違うよ。おめでとうございます。