フルカラー黎明

引越しの片づけをしてたら、都築和彦さんのCG画集「ねこのこ」が出てきてしみじみ見入ってしまった。80年代から商業イラストをCGで描いている。これは物凄いことだと、自分がコンピュータで本格的に絵を描くようになった今更ながら気付く。まだ多くの人は「16色」でCGを描いてて、レイヤーもエフェクトも何もない時代に、主線と背景と彩色を別々に仕上げたり、自作プログラムで光効果を飛ばしたり服の皺に合わせて模様を歪めたり。
この頃の都築さんのCGは、色使いがとても華やか。フルカラー環境で絵を描ける感動が画面にあふれているようです。そういえば、はじめてコンピュータで絵を描いたときは「何て夢のような事ができるんだ!」と背筋がぞくぞくしたっけ。そんな気持ちを思い出しました。